太田記念美術館
月岡芳年が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。
江戸の地形や土木事業について紹介した記事をまとめました。
歌川国芳の「近江の国の勇婦於兼」。この浮世絵はとても奇妙です。 左側にいる「勇婦於兼」という女性は、典型的な美人画のタッチで描かれた、浮世絵ではよく見かける、あ…
太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会で…
太田記念美術館にて、2020年8月1日~10月4日に開催中の「月岡芳年―血と妖艶」展。これまで、展覧会の見どころを学芸員が紹介するスライド・トークは大変ご好評をいただい…
葛飾北斎が日本全国の滝を描いた「諸国瀧廻り」。かの「冨嶽三十六景」を制作した直後の天保4年(1833)、数え74歳の時に制作した、全8枚からなるシリーズです。 その中…
顔はスズメなのに、体は人間。不思議な姿をした鳥人間たちを描いた、歌川国芳の「里すずめねぐらの仮宿」。 動物を擬人化させることが得意だった、歌川国芳の代表作の一つ…
太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催しました。近年、土木工事によって造られた地形や構造物に、マニアックな楽しみを見出す人たちが増え…
2020年8月30日 13:40
歌川国芳の「近江の国の勇婦於兼」。この浮世絵はとても奇妙です。左側にいる「勇婦於兼」という女性は、典型的な美人画のタッチで描かれた、浮世絵ではよく見かける、ありふれた姿です。一方、右側にいる馬は、体全体に陰影が施されて、まるで西洋絵画のよう。顔もハンサム。さらに、白い雲や湖の向こうの山など、浮世絵とは思えない、異国情緒が漂っています。まるで「勇婦於兼」という浮世絵の女性が、見知
2020年8月29日 14:30
太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会でしたが、その見どころをご紹介します。家康の江戸入府と埋め立て今回のテーマは「埋め立て」。江戸の発展は、常に埋め立てとともにあったと言っても言い過ぎではありません。まず天正18年(1590)の家康江戸入府から間もない時期に行わ
2020年8月29日 00:22
太田記念美術館にて、2020年8月1日~10月4日に開催中の「月岡芳年―血と妖艶」展。これまで、展覧会の見どころを学芸員が紹介するスライド・トークは大変ご好評をいただいておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実施することができない状況です。そこで、スライド・トークをオンラインにて配信することにいたしました。10回分の放送を、視聴しやすいよう、noteにまとめてみました。紹介作品もリ
2020年8月28日 00:20
葛飾北斎が日本全国の滝を描いた「諸国瀧廻り」。かの「冨嶽三十六景」を制作した直後の天保4年(1833)、数え74歳の時に制作した、全8枚からなるシリーズです。その中で最も人気のある作品が、こちらの「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ滝」。阿弥陀ヶ滝を正面から捉えた作品です。滝を一望できる崖の上に陣取った3人の男性たちが、滝見で一杯と洒落込んでいるようです。滝が流れ出す滝口を真ん丸の形とし、
2020年8月26日 16:10
顔はスズメなのに、体は人間。不思議な姿をした鳥人間たちを描いた、歌川国芳の「里すずめねぐらの仮宿」。動物を擬人化させることが得意だった、歌川国芳の代表作の一つです。歌川国芳の「里すずめねぐらの仮宿」をクローズアップすることで、スズメたちが暮らしている世界をじっくりと観察してみましょう。まずは、画面の左上。格子窓のある部屋、赤い絨毯の上に、華やかに着飾ったスズメが座っています。スズメの世界の
2020年8月26日 12:20
太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催しました。近年、土木工事によって造られた地形や構造物に、マニアックな楽しみを見出す人たちが増えています。また東京では、(延期になってしまいましたが)オリンピックを見据えてさまざまな再開発や工事も盛んに行われています。考えてみると、東京のルーツである100万都市・江戸は、江戸城の普請や、埋め立てにより土地を造成、橋や上水