太田記念美術館
月岡芳年が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。
江戸の地形や土木事業について紹介した記事をまとめました。
歌川豊国「中村座劇場図」。江戸時代の有名な劇場のひとつである、中村座の場内を描いた作品です。舞台上には役者たちが勢揃いし、客席には、現在のコロナ状況下では考えら…
歌川貞秀の「武田勇士揃」。武田信玄の家臣たち17名がずらりと並んだ、大判6枚続の浮世絵ですが、右から順番にたどっていくと、甲冑の着方が分かる、珍しい趣向になってい…
小林清親は、明治時代のはじめに東京の風景を描いた浮世絵師である。西洋の石版画や写真の表現を取り入れ、江戸時代の浮世絵にはない、光と影の移ろいを捉えた「光線画」と…
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公になった明智光秀。江戸時代から明治時代にかけて刊行された浮世絵の中にも、明智光秀の姿はさまざまに描かれています。今回は、太田…
東海道や中山道など、五街道の起点となる日本橋。北側に魚市場があったこともあって、日本橋を描いた浮世絵を見てみると、江戸時代の食文化に関するさまざまな情報を発見で…
先日のTwitterにて、こちらの歌川広景の「江戸名所道外尽 四十六 本郷御守殿前」を紹介したところ、雨の日はみんな裸足なの?というご質問がいくつかありました。 たし…
2020年11月27日 16:26
歌川豊国「中村座劇場図」。江戸時代の有名な劇場のひとつである、中村座の場内を描いた作品です。舞台上には役者たちが勢揃いし、客席には、現在のコロナ状況下では考えられないくらい、ぎっしりとお客さんが詰め込まれています。本図が描かれたのは、今から200年以上前にあたる、寛政10年(1798)。江戸の劇場に潜入して、中の様子をながめてみましょう.江戸の大劇場、中村座とは?中村座は、江戸幕府が公許した3
2020年11月24日 10:03
歌川貞秀の「武田勇士揃」。武田信玄の家臣たち17名がずらりと並んだ、大判6枚続の浮世絵ですが、右から順番にたどっていくと、甲冑の着方が分かる、珍しい趣向になっています。そこで、武田信玄の家臣のみなさんに協力していただき、甲冑の着方を教えてもらいましょう。(あくまでこの絵に基づいて説明します)①「下着(したぎ)」。ふんどしを付けた後、下着を着て、帯を締めます。モデルは「小山田備中守」こと小山田虎
2020年11月23日 23:13
小林清親は、明治時代のはじめに東京の風景を描いた浮世絵師である。西洋の石版画や写真の表現を取り入れ、江戸時代の浮世絵にはない、光と影の移ろいを捉えた「光線画」と称される木版画を生み出した。その最初期に制作された作品が、この「東京新大橋雨中図」である。隅田川に架かる新大橋に、雨がしとしとと降り注ぐ。空に広がる雨雲は薄くなりつつあるので、雨はもうすぐおさまるだろう。川の揺らぎや、水面に反射する
2020年11月20日 13:47
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公になった明智光秀。江戸時代から明治時代にかけて刊行された浮世絵の中にも、明智光秀の姿はさまざまに描かれています。今回は、太田記念美術館のコレクションの中から、明智光秀が登場する浮世絵を探してみました。まずは、歌川芳虎の「名将四天鑑 小多春永公」。元治元年(1864)作。江戸時代は、戦国武将たちの名前をそのまま表記することができませんでしたので、それに近い名
2020年11月19日 14:18
東海道や中山道など、五街道の起点となる日本橋。北側に魚市場があったこともあって、日本橋を描いた浮世絵を見てみると、江戸時代の食文化に関するさまざまな情報を発見できます。こちらは溪斎英泉の「江戸八景 日本橋の晴嵐」。大勢の人々で密になっている日本橋のにぎわいが描かれています。マグロやカツオなどの鮮魚を運ぶ人。大根を運ぶ人もいます。なにか食べ物らしきものを売っている人も。そんな中、
2020年11月15日 10:53
先日のTwitterにて、こちらの歌川広景の「江戸名所道外尽 四十六 本郷御守殿前」を紹介したところ、雨の日はみんな裸足なの?というご質問がいくつかありました。たしかに雨が降るなか、みんな裸足です。実は、筆者はこれまでまったく気にしていなかったのですが、言われてみれば「なるほど」と思い、早速調べてみました。たとえば、雨の名作、歌川広重の「江戸名所百景 大はしあたけの夕立」。左端にいる2