太田記念美術館
江戸の地形や土木事業について紹介した記事をまとめました。
浮世絵に描かれた動物たちの記事をまとめました。
浮世絵に関心がある方なら、浮世絵がヨーロッパへ輸出する陶磁器の包み紙として使われていたという話を、どこかで聞いた記憶があるのではないでしょうか。それがきっかけと…
浮世絵版画は、絵師がすべての作業を行なうのではなく、絵を板に彫る彫師と、紙に絵を摺る摺師との協同作業によって、はじめて完成します。 とくに彫師には、緻密なテクニ…
浮世絵についての講演会をした際、「よく聞かれる質問ベスト3」に入るのが、「歌川広重は安藤広重と言っていませんでしたか?」というご質問です。現在、美術館の展覧会や…
太田記念美術館の2021年度の展覧会スケジュールが決定しました。その見どころをご紹介いたします。 ただし、題名は決まったものの、具体的な展示内容はまだこれからという…
節分といえば、最近は恵方巻きが話題になることが多いですが、「鬼は外、福は内」のかけ声で豆をまく豆まきも、伝統ある風習です。「鬼は外」の「鬼」とは、家の中から追い…
2021年2月27日 13:13
浮世絵に関心がある方なら、浮世絵がヨーロッパへ輸出する陶磁器の包み紙として使われていたという話を、どこかで聞いた記憶があるのではないでしょうか。それがきっかけとなって、浮世絵の素晴らしさがヨーロッパに伝わるようになった、と。もう少しちゃんとした説明ですと、フランスの版画家であるフェリックス・ブラックモンが、陶磁器の緩衝材として用いられていた『北斎漫画』をたまたま発見。浮世絵の魅力を仲間たちに伝
2021年2月22日 12:47
浮世絵版画は、絵師がすべての作業を行なうのではなく、絵を板に彫る彫師と、紙に絵を摺る摺師との協同作業によって、はじめて完成します。とくに彫師には、緻密なテクニックが必要です。浮世絵版画は凸版、すなわち、紙に絵具を摺りたい部分を残して板を彫る構造になっています。たとえば、一本の直線を摺りたいのであれば、その直線の部分を残して、直線の両脇を彫らないといけません。絵師の描く線よりも、彫師はさらに細か
2021年2月15日 17:50
浮世絵についての講演会をした際、「よく聞かれる質問ベスト3」に入るのが、「歌川広重は安藤広重と言っていませんでしたか?」というご質問です。現在、美術館の展覧会や浮世絵の画集では「歌川広重」とするのが一般的ですが、一定以上の年齢の方々は、昔、学校で「安藤広重」と学んでいたため、違和感を感じられるそうです。この質問については、広重は安藤家に生まれたので、かつて「安藤広重」と呼ぶことがありましたが、
2021年2月12日 13:33
太田記念美術館の2021年度の展覧会スケジュールが決定しました。その見どころをご紹介いたします。ただし、題名は決まったものの、具体的な展示内容はまだこれからという展覧会がいくつもあります。そのため、ここで紹介している作品が出品されなくなったり、展示スケジュール自体が大幅に変更されたりすることもございますので、なにとぞご了承ください。※入館料や開館時間、アクセスなどは、美術館のホームページを
2021年2月2日 18:41
節分といえば、最近は恵方巻きが話題になることが多いですが、「鬼は外、福は内」のかけ声で豆をまく豆まきも、伝統ある風習です。「鬼は外」の「鬼」とは、家の中から追い払うべき、厄災や災難の象徴。鬼とは、人間にとって、「悪い物」「恐ろしい物」と考えられてきた忌むべき存在です。人気漫画『鬼滅の刃』は、主人公・竈門炭治郎が鬼殺隊の仲間たちとともに、鬼舞辻󠄀無惨が率いる鬼を倒そうとするストーリーですが、日