太田記念美術館
月岡芳年が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。
江戸の地形や土木事業について紹介した記事をまとめました。
葛飾北斎の代表作である『北斎漫画』は、人物や動物、植物、建物、風景など、ありとあらゆる題材が描かれた絵本です。例えば、こちらは笠をかぶって踊る男性の動作を捉えた…
以前のnoteの記事で、小林清親は低い身分ながらも幕臣であり、鳥羽・伏見の戦いで戦ったり、上野戦争の偵察をしたりしたということを紹介しました。 明治元年(1868)7月、…
「九尾の狐」あるいは「玉藻の前」という妖怪を、漫画やアニメ、ゲームのキャラクターとして知ったという方も多いのではないでしょうか。 「白面金毛九尾の狐」という妖怪…
2020年8月18日にはじめての記事を投稿して以来、太田記念美術館のnoteは1周年を迎えることができました。 太田記念美術館は、昭和55年(1980)に東京・原宿に設立された浮…
以前のnoteの記事で、明治時代に活躍した浮世絵師・楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)が、新選組の土方歳三と北海道で共に戊辰戦争を戦っていたことを紹介しました。 実は…
歌川広重が亡くなったのは、安政5年(1858)9月6日。数え62歳のことでした。安政5年は、感染症であるコレラが江戸の町で猛威をふるった年です。コレラの流行は長崎から始…
2021年8月27日 11:37
葛飾北斎の代表作である『北斎漫画』は、人物や動物、植物、建物、風景など、ありとあらゆる題材が描かれた絵本です。例えば、こちらは笠をかぶって踊る男性の動作を捉えたもの。一つ一つ切り取って順番に並べれば、パラパラ漫画のように踊り出しそうです。あるいは顔を引っ張ったり、紐や箸を使ったりして、変顔をする男性たち。右上の男性はちょっとキメ顔なのが笑えます。清水勲氏は、コマ表現や吹き出し、キャラクター
2021年8月22日 15:15
以前のnoteの記事で、小林清親は低い身分ながらも幕臣であり、鳥羽・伏見の戦いで戦ったり、上野戦争の偵察をしたりしたということを紹介しました。明治元年(1868)7月、徳川慶喜が静岡に転居すると、22歳の清親もそれに付き従い、静岡に移住します。はじめは三保村(現在の静岡市清水区)に寄留。おそらく12月18日前後に静岡に移り、翌明治2年(1869)5月には茶町1丁目(現在の静岡市葵区)に住んでい
2021年8月21日 13:04
「九尾の狐」あるいは「玉藻の前」という妖怪を、漫画やアニメ、ゲームのキャラクターとして知ったという方も多いのではないでしょうか。「白面金毛九尾の狐」という妖怪は、絶世の美女に姿を変え、さまざまな国の為政者たちをたぶらかしたことで知られており、その悪行は、中世や近世のさまざまな物語の中で語られています。特に、江戸時代後期には、岡田玉山作・画『絵本玉藻譚』や高井蘭山作・蹄斎北馬画『絵本三国妖婦伝』
2021年8月18日 15:16
2020年8月18日にはじめての記事を投稿して以来、太田記念美術館のnoteは1周年を迎えることができました。太田記念美術館は、昭和55年(1980)に東京・原宿に設立された浮世絵専門の美術館です。かつて東邦生命保険相互会社の社長を務めていた五代太田清藏(1893~1977) のコレクションを核として、現在は約15,000点の所蔵点数を誇る、世界有数の浮世絵コレクションとなっています。太田
2021年8月17日 16:35
以前のnoteの記事で、明治時代に活躍した浮世絵師・楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)が、新選組の土方歳三と北海道で共に戊辰戦争を戦っていたことを紹介しました。実は、もう一人、土方歳三と共に戊辰戦争を戦ったことがある浮世絵師がいます。小林清親です。小林清親は、ご覧のような、光と影のうつろいを情感豊かに描いた「光線画」で知られています。単独の展覧会もしばしば開催されていますので、お好きな方も多
2021年8月14日 00:01
歌川広重が亡くなったのは、安政5年(1858)9月6日。数え62歳のことでした。安政5年は、感染症であるコレラが江戸の町で猛威をふるった年です。コレラの流行は長崎から始まり、7月には江戸の町に伝わって、8月に大流行しました。斎藤月岑の『武江年表』によれば、2万8000人余りの命が奪われたと伝えられています。仮名垣魯文が執筆した『安政午秋 頃痢流行記』では、コレラで亡くなった有名人の名前が列挙