オンライン展覧会に挑戦しますー「和装男子ー江戸の粋と色気」展
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2021年1月7日、首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令されました。さらに宣言の対象地域は全国へ広がっているという状況です。それを受けまして、太田記念美術館では、開館時間を30分短縮しましたが、臨時休館はせず、「和装男子ー江戸の粋と色気」展を、スケジュール通り1月28日まで開催する予定です。
新型コロナウイルス感染拡大防止に必要な対策を講じておりますが、不要不急の外出の自粛が求められる中、気軽に美術館にお越しいただくにはとても難しい状況です。また、行きたいけれども、この状況ではどうしても行けないという声も多数いただいております。
そこで、「和装男子」展を楽しみにされていた方たちのため、太田記念美術館では初めての試みとして、noteを利用したオンライン展覧会を実施することにいたしました。
下記のリンク先から、「和装男子ー江戸の粋と色気」に展示されている全67点の作品画像、ならびに展示室と同様の作品解説をご覧いただくことができます。
作品画像はある程度細部までは拡大できますので、美術館で実物をご覧いただくようにお楽しみいただけます。また、実際の展覧会が終了した後も、オンライン展覧会は引き続きご鑑賞できます。
オンライン展覧会の入館料は、実際の美術館の入館料と同額である800円です。本来であれば、大高生は600円、中学生は無料ですが、システムの関係上、一律の一般料金になることをご容赦ください。
なお、太田記念美術館のnoteでは、浮世絵に関するコラムを50本以上掲載しており、そちらは無料でご覧いただけます。
太田記念美術館は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、今年度の入館者は、昨年度と比べ、約7割減が見込まれております。今後の活動を続けていくためにも、オンライン展覧会をご覧いただくという形で、ぜひともご支援ください。
また、今回のオンライン展覧会が好評のようでしたら、今後も引き続きオンラインでの展覧会開催を模索していきます。ウィズコロナ、アフターコロナにおける展覧会の新しいあり方を考える上でも、大勢の方のご利用を是非ともお待ちしております。
文:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)