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太田記念美術館がnoteをはじめて1周年を迎えました

2020年8月18日にはじめての記事を投稿して以来、太田記念美術館のnoteは1周年を迎えることができました。

太田記念美術館は、昭和55年(1980)に東京・原宿に設立された浮世絵専門の美術館です。かつて東邦生命保険相互会社の社長を務めていた五代太田清藏(1893~1977) のコレクションを核として、現在は約15,000点の所蔵点数を誇る、世界有数の浮世絵コレクションとなっています。

外観

太田記念美術館は、国や都、あるいは大企業のバックアップが無い、小規模の私立美術館です。そのため予算規模がかなり少ないのですが、そんな状況でも出来るだけ大勢の方々に浮世絵の楽しさを知っていただこうと、2012年からTwitterを使って、浮世絵に関する情報発信を行なってきました。

太田記念美術館のTwitterのフォロワー数は15万5800人を超え(2021年8月18日現在)、日本の美術館のTwitterのフォロワー数としては、国立新美術館、森美術館、東京都美術館に次ぐ規模となりました。

ただ、Twitterですと、書くことのできる文章はどうしても短くなり、もう少し掘り下げて紹介するということが叶わない状況でした。そのような中、noteが文化施設に対して法人プランを無償提供するということを聞き、これならより詳しい話ができると、手探りながら始めた次第です。

太田記念美術館のnoteでは、これまで、動物や天気、グルメなど、さまざまなテーマに基づいてさまざまな浮世絵を紹介したり、葛飾北斎や歌川広重といった浮世絵師たちのエピソードについて掘り下げたりしてきました。気の向くままに不定期に執筆してきましたが、気が付くと記事の数は100を越えました。

また、「オンライン展覧会」と称して、展覧会で展示した作品の画像や解説を有料で配信するという、コロナ禍における新しい運営方法にもチャレンジしています。

このコロナ禍において、多くの博物館・美術館は入館者が減少し、厳しい運営に直面しています。太田記念美術館も例外ではなく、もともと海外からの観光客が15%以上を占めていたこともあり、コロナ禍以前と比べ、入館者数が6割以上落ち込んでいるという現状です。

noteの記事は、オンライン展覧会以外すべて無料でご覧いただけますが、もし面白いと感じた記事、気に入った記事がございましたら、今後の活動を続くけていくためにも、ご無理のない範囲でサポートしていただけると幸いです。

最後に、これまで閲覧数の多かった記事ベスト5を紹介します。

第5位 ゴジラのアニメや映画に便乗しました。

第4位 刀剣ブームに便乗しました。

第3位 有名すぎる作品だからこそ、新しい発見があるかもしれません。

第2位 よく聞かれる質問を改めて調べてみたら意外なことが分かりました。

第1位 ダントツで閲覧数が多い記事です。なぜここまで反響があったかのかが不思議です…。

皆様のお気に入りの記事はランクインしていたでしょうか?

noteの記事のネタはまだ山ほどあります。もし、こんな記事が読みたいというご要望がありましたら、コメント欄にお寄せください。これからも太田記念美術館のnote、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

文:日野原健司(太田記念美術館主席学芸員)

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新型コロナの影響で入館者数が大幅に減少しております。これからも美術館の運営を続けていくため、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。