秋を感じる歌川広重の浮世絵を集めてみた
夏の暑さも過ぎ去り、秋の涼しさを感じるような季節となりました。今回は歌川広重の浮世絵から、紅葉や月、秋草といった秋のモチーフを描いた浮世絵5点をご紹介します。
①歌川広重「冨士三十六景 甲斐大月の原」
場所は現在の山梨県大月市。辺り一面は野原のようなですが、秋の七草に数えられる草花が生えています。
オバナ(ススキ)。
オミナエシ。
ナデシコとキキョウ。色とりどりに咲く秋の七草ですが、人の気配が感じられず、秋のもの悲しさを際立たせます。
②歌川広重「信州更科田毎の月