歌川広重の雲がとても色鮮やかという話
雲がどんな色をしているかと聞かれれば、誰しもまずは「白」と答えることでしょう。江戸時代の浮世絵に描かれた雲を見ても、やはりその多くは白い色をしています。
しかしながら、実際の雲は光の屈折や散乱などによって、白以外の鮮やかな色を見せてくれることがあります。江戸時代の浮世絵師、歌川広重が描いた雲を丹念に見てみると、白だけではなく、赤や黄、緑や青など、鮮やかな色をした雲を発見することができます。今回は、歌川広重が描いた色鮮やかな雲の浮世絵をご紹介しましょう。
まずは「名所江戸百