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江戸の地形・土木 記事まとめ

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江戸の地形や土木事業について紹介した記事をまとめました。
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#歌川広重

【オンライン展覧会】広重おじさん図譜

太田記念美術館にて、2023年2月3日~3月26日(前期:2/3~2/26、後期:3/3~3/26)まで開催しておりました「広重おじさん図譜」展のオンライン展覧会です。前期・後期合わせて全146点の画像および作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館ではなかなかよく見えない細部まで拡大してお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1500円。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入く

¥1,500

江戸の発展は〈埋め立て〉抜きには語れない

太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会でしたが、その見どころをご紹介します。 家康の江戸入府と埋め立て 今回のテーマは「埋め立て」。江戸の発展は、常に埋め立てとともにあったと言っても言い過ぎではありません。まず天正18年(1590)の家康江戸入府から間もない時期に行われたのが、日比谷入江の埋め立てです。 図のように、家康江戸入府直後の江戸は、「

江戸にもダムがあった話

太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会ですが、その見どころをご紹介します。 今回はダムの話。ダムは現代の土木ファンの間でも人気のジャンルです。各地のダムには大勢の観光客が訪れ、ダムの形を模したダムカレーなども作られて盛り上がりを見せています。 意外にも、家康が江戸に入府して最初期に行った土木事業に、ダムの造成がありました。ダムが造られた理由は、

御茶ノ水は人工の渓谷だった

太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催しました。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会でしたが、その見どころをご紹介します。 今回は江戸時代に、人の手で造られた渓谷の話。御茶ノ水駅から秋葉原駅まで、神田川沿いを下ると、都心とは思えない谷状の地形が続いています。実は飯田橋付近から秋葉原付近までの神田川は、仙台濠とも呼ばれ、仙台伊達藩による大規模な土木工事で生み出された、人工の渓谷なのです

〈再開発エリア〉のルーツは江戸にあり!?

太田記念美術館では2020年10月10日~11月8日に「江戸の土木」展を開催。「土木」というキーワードで、江戸の成り立ちの様子を、浮世絵を通して眺めてみようという展覧会ですが、その見どころをご紹介します。 近年、東京ミッドタウン日比谷、虎ノ門ヒルズ、渋谷ストリーム、高輪ゲートウェイ周辺など、民間、あるいは自治体の主導による大規模な都市の再開発が相次いでいます。東京オリンピックの開催も予定されており、今後も東京駅周辺や虎ノ門周辺など、さまざまな地域で大規模再開発が計画されてい

「江戸の土木」展のこだわりや裏話を、担当学芸員に聞いてみた。

2020年10月10日~11月8日に開催された「江戸の土木」展。展覧会のこだわりや裏話を、担当である渡邉晃・上席学芸員に、インタビューしてみました。 街歩きとダムブームがアイデアの種にーー「江戸の土木」展は、橋や水路、街づくりなど、江戸の土木事業にスポットを当てた展覧会になっています。太田記念美術館でもこれまでになかった切り口ですが、どのようにしてこの企画を思い付かれたのでしょうか? 渡邉:2011年から、アートテラー・とに~さんと、「そうだ江戸、行こう。」という、浮世絵

光の色を描き分けるー歌川広重「名所江戸百景 猿わか町よるの景」

歌川広重が晩年、亡くなるまでの約2年半の間に自らの集大成として精力を傾けたのが「名所江戸百景」である。江戸の名所を切り取った風景画のシリーズで、広重が手掛けた点数は118点にのぼる。 有名作を多く含むが、秋の夜長にじっくり眺めたい名作としては、月の光を見事に描写した「猿わか町よるの景」を選びたい。 場所は猿若町。今の東京都台東区浅草6丁目、浅草寺の北東である。森田座、市村座、中村座という、江戸っ子たちに大人気の娯楽であった歌舞伎を上演する芝居小屋が、一ヶ所に集められた繁華