月岡芳年 記事まとめ

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本能寺の変を月岡芳年も描いてみた。

本能寺の変は、天正10年(1582)6月2日、京都の本能寺に滞在していた織田信長に対し、家臣である明智光秀が謀反を起こした事件のこと。2020年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のクライマックスとなる、歴史上でも重要な出来事です。 以前、別記事にて、歌川国芳による本能寺の変の浮世絵をご紹介しまし…

「月岡芳年ー血と妖艶」展 スライド・トーク オンライン配信 まとめ

太田記念美術館にて、2020年8月1日~10月4日に開催中の「月岡芳年―血と妖艶」展。これまで、展覧会の見どころを学芸員が紹介するスライド・トークは大変ご好評をいただいておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実施することができない状況です。 そこで、スライド・トークをオンライ…

髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話

日本刀の「髭切」と「膝丸」。ゲーム「刀剣乱舞」でも人気キャラクターとなっていますが、その姿は浮世絵の中にも描かれていますので、ご紹介したいと思います。 ※今回紹介する作品は、現在、太田記念美術館では展示しておりません。 髭切(ひげきり) まずは、「髭切」。『平家物語』剣巻によれば…

おいしいの視線の先は?―月岡芳年「風俗三十二相 むまさう 嘉永年間女郎之風俗」

満月の輝く夜、建物2階の縁側で女性がにこやかな表情をしている。右手に持つ串の先に刺さっているのは、天ぷらだ。しっぽがあるので魚であろう。メゴチかキスだろうか。 染付の大皿に天ぷらが盛られ、縦じま模様のそばちょこには、天つゆがなみなみと注がれている。 江戸時代の庶民たちに人気のグ…

平安時代の悲しい恋のお話ー月岡芳年の浮世絵より

明治時代の浮世絵師、月岡芳年が描いたこちらの作品。 船の上にいる女性が琵琶を抱えていますが、演奏はしていません。 顔をよく見ると、目頭を押さえて、流れる涙をとどめようとしているようです。 明治19年(1886)に制作された月岡芳年の「月百姿 はかなしや波の下にも入ぬへし つきの都の人や見…

猫が大好き過ぎる花魁・薄雲のお話

2020年8月17日、太田記念美術館のツイッターにて、月岡芳年の「古今比売鑑 薄雲」を「猫が大好き過ぎる花魁」と紹介したところ、予想を上回るリツイートやいいねがありました。 「仕事の最中でも可愛がるので、妓楼の主人が見かねて猫を遠ざけると、病気になって寝込んでしまうほど。」と紹介しまし…

花魁たちは髪にかんざしをどこまで挿すことができるのか、数えてみた。

花魁といえば豪華絢爛なファッション。なかでも目を惹くのが、簪(かんざし)・笄(こうがい)・櫛(くし)といった髪飾りです。一般の女性たちであれば、控えめに数本挿す程度ですが、花魁たちはこれでもかというくらいド派手に盛り付けます。 それでは、花魁たちはどれくらいたくさんのヘア・アクセ…

今晩は中秋の名月なので、月の浮世絵ベスト3を選んでみた

2020年10月1日(木)は中秋の名月。夜空に輝くお月様を眺めることはできるでしょうか。 さて、浮世絵には月を描いた名品がいくつもあります。今回はその中から、個人的にグッとくる、月の浮世絵ベスト3を選んでみました。(あくまで個人的な独断と偏見によるものです) ①歌川広重「名所江戸百景 猿わ…

江戸・明治時代の明智光秀はこんな顔をしていました

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公になっている明智光秀。江戸時代から明治時代にかけて刊行された浮世絵の中にも、明智光秀の姿はさまざまに描かれています。今回は、太田記念美術館のコレクションの中から、明智光秀が登場する浮世絵を探してみました。『麒麟がくる』をご視聴の方、ネタバレにご…

月岡芳年は明智光秀推しだった?というお話

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」ももうすぐクライマックスですが、以前に月岡芳年の「月百姿」を調査していた際、明智光秀とその家臣たちを扱った作品が多いなと感じていました。もしかしたら芳年は明智光秀が好きだったのかも?ということで、「月百姿」の明智光秀と家臣たちについて調べてみました。 …