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武将 記事まとめ

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記事一覧

【オンライン展覧会】源平合戦から鎌倉へ-清盛・義経・頼朝

太田記念美術館にて、2022年7月1日~7月24日まで開催の「源平合戦から鎌倉へ」展のオンライン展覧会です。展示作品全63点の画像および作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくようにお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は、実際の展覧会と同じ800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつで

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ヤマタノオロチがスサノオに退治された話

2021年5月29日、Twitterでこんなツイートをしたところ、予想以上のリツイートやいいねをいただきました。 このツイートを書いたきっかけは、ハリウッド映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」がテレビで放送されていた際、龍のような頭を3つ持つキングギドラからヤマタノオロチを連想したためでした。(ちなみに映画の中で、ヤマタノオロチは日本にいる怪獣として、名前だけ登場します。) 今回は、ヤマタノオロチと、それを退治したスサノオを題材とした浮世絵をご紹介いたします。 『

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【オンライン展覧会】「江戸の敗者たち」展

太田記念美術館にて、2021年4月15日~5月16日まで開催の「江戸の敗者たち」展のオンライン展覧会です。展示作品全61点の画像および作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくようにお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は、実際の展覧会と同じ800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも

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最強の敗者?ー歌舞伎の悪役たち

歌舞伎を見ていると、強烈な個性を持った悪役たちがしばしば登場します。現代でも、例えば映画のスター・ウォーズではダース・ベイダーという魅力的な悪役が登場するように、悪役というのは時に主人公以上の印象を残すことが少なくありません。 そして悪役たちは、かなりの確率で正義の側の主人公たちに倒されます。勧善懲悪の物語の中では、強大な悪役が滅ぼされることが、物語の結末となっている場合が少なくないからです。つまり悪役は「負けること」が定められた人たちとも言えます。そして悪役が強大かつ個性

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〈織田信長〉⇒〈小多春永〉? 浮世絵の人物名が何かおかしい件

 今回は浮世絵に描かれた、歴史上の人物の名前に関するお話。まずは、下の絵を見てみてください。 歌川芳虎「名将四天鑑 小多春永公」大判錦絵 元治元年(1864)9月 5人の武将が描いてありますが、それぞれの武将の脇に名前が書いてあります。しかし「武智光秀」とは、、?「明智光秀」ではなく?? この作品、戦国時代の武将である織田信長とその家臣団を描いた絵なのですが、武将たちの名前は下記のように、史実の名前を微妙に一部もじったものになっているのです。 織田信長 ⇒ 小多春永

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義経の劇的すぎる生涯を浮世絵でたどってみた

日本人の古くからの価値観を表す言葉に「判官贔屓」があります。源平合戦で活躍しながら兄頼朝にうとまれ、滅ぼされた源義経が判官の職にあったことから、悲劇的な最期をとげた人物に同情して肩を持つ感情のことを言います。 この語源となっている源義経(1159~1189)の物語は、『平家物語』などを代表とする軍記物の中でも特に印象深いエピソードとして、江戸時代の芝居や小説などでも盛んに題材となり、数多くの浮世絵にも描かれました。なぜ、義経の人物像はこれほどまでに人々の心を惹きつけてきたの

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みんなで力を合わせて悪い鬼を倒そうというお話。

節分といえば、最近は恵方巻きが話題になることが多いですが、「鬼は外、福は内」のかけ声で豆をまく豆まきも、伝統ある風習です。「鬼は外」の「鬼」とは、家の中から追い払うべき、厄災や災難の象徴。鬼とは、人間にとって、「悪い物」「恐ろしい物」と考えられてきた忌むべき存在です。 人気漫画『鬼滅の刃』は、主人公・竈門炭治郎が鬼殺隊の仲間たちとともに、鬼舞辻󠄀無惨が率いる鬼を倒そうとするストーリーですが、日本では古くから悪い鬼を退治するという物語が、さまざまに伝わっています。 中でも、

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本能寺の変を歌川国芳が描いてみた。

本能寺の変は、天正10年(1582)6月2日、京都の本能寺に滞在していた織田信長に対し、家臣である明智光秀が謀反を起こして襲撃した事件のことです。寝込みを襲われた信長は、自ら弓を取って戦うものの、多勢に無勢のため、寺に火を放ち、自害しました。2020年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のクライマックスの一つとなる、歴史上でも重要な出来事です。 さて、この本能寺の変の様子を、江戸時代の浮世絵師である歌川国芳が絵画化しているのですが、登場する人物たちは、私たちが想像している本能

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本能寺の変を月岡芳年も描いてみた。

本能寺の変は、天正10年(1582)6月2日、京都の本能寺に滞在していた織田信長に対し、家臣である明智光秀が謀反を起こした事件のこと。2020年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のクライマックスとなる、歴史上でも重要な出来事です。 以前、別記事にて、歌川国芳による本能寺の変の浮世絵をご紹介しましたが、国芳の門人である月岡芳年も、本能寺の変を描いています。 月岡芳年が描いた本能寺の変が、こちらの「京都四条夜討ノ図」。元治元年(1864)の制作です。右端にいる織田信長が、敵兵

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髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話

日本刀の「髭切」と「膝丸」。ゲーム「刀剣乱舞」でも人気キャラクターとなっていますが、その姿は浮世絵の中にも描かれていますので、ご紹介したいと思います。 ※今回紹介する作品は、現在、太田記念美術館では展示しておりません。 髭切(ひげきり)まずは、「髭切」。『平家物語』剣巻によれば、平安時代、源満仲が刀鍛冶に作らせた2本の刀が、髭切と膝丸でした。そのため、ゲーム「刀剣乱舞」の中では、兄弟という設定になっています。 髭切は、罪人の首を斬った際、髭もそのまま一緒に斬れたことから

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武田信玄の家臣のみなさんに、甲冑の着方を教えてもらいました。

歌川貞秀の「武田勇士揃」。武田信玄の家臣たち17名がずらりと並んだ、大判6枚続の浮世絵ですが、右から順番にたどっていくと、甲冑の着方が分かる、珍しい趣向になっています。そこで、武田信玄の家臣のみなさんに協力していただき、甲冑の着方を教えてもらいましょう。(あくまでこの絵に基づいて説明します) ①「下着(したぎ)」。ふんどしを付けた後、下着を着て、帯を締めます。モデルは「小山田備中守」こと小山田虎満。 ②「下袴(したばかま)」。小袴とも呼ばれる七分丈の袴を穿きます。モデルは

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江戸・明治時代の明智光秀はこんな顔をしていました

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公になった明智光秀。江戸時代から明治時代にかけて刊行された浮世絵の中にも、明智光秀の姿はさまざまに描かれています。今回は、太田記念美術館のコレクションの中から、明智光秀が登場する浮世絵を探してみました。 まずは、歌川芳虎の「名将四天鑑 小多春永公」。元治元年(1864)作。江戸時代は、戦国武将たちの名前をそのまま表記することができませんでしたので、それに近い名前に変更されています。 織田信長(小多春永)と4名の重臣たちという、豪華メンバ

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月岡芳年は明智光秀推しだった?というお話

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は明智光秀ですが、以前に月岡芳年の「月百姿」を調査していた際、明智光秀とその家臣たちを扱った作品が多いなと感じていました。もしかしたら芳年は明智光秀が好きだったのかも?ということで、「月百姿」の明智光秀と家臣たちについて調べてみました。 そもそも「月百姿」とは、月にまつわる日本や中国の歴史や物語を題材とした浮世絵版画。全100点からなる膨大なシリーズですが、その中に戦国武将が登場する作品は13点あります。武将たちの名前を挙げると、以下の

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三国志の劉備や関羽が、美女やマッチョにもなるというお話

こちらの美人画。作者は歌川国貞です。雪が降りしきる中、3人の美女たちが、傘をさしたり、お盆に載せた料理を運んだりしています。左側にある建物を訪問するところなのでしょう。これだけ見れば、ごくありふれた雪の日のワンシーンです。 ここで題名を見てみましょう。「玄徳風説訪孔明 見立」と記されています。すなわち、『三国志演義』の劉備玄徳が、風と雪の中、諸葛亮孔明を訪れる場面であるというのです。 劉備玄徳が諸葛亮孔明を訪れる場面といえば、皆さんご存じの「三顧の礼」。劉備が孔明を軍師と

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