太田記念美術館
東京・原宿にある浮世絵専門の私立美術館です。1980年開館。コレクションは約1万500…
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河鍋暁斎がカエル好きだったという話
河鍋暁斎の肉筆画や版画には、さまざまなカエルたちが登場します。絵本というジャンルに目を向けてみても、こちらのように本物そっくりのリアルなカエルから、
こちらのような、人間さながらのユーモラスな動きをするカエルまで。
いずれもカエルの特徴をしっかりと捉えているだけでなく、暁斎のカエルに対する愛着が感じられます。今回は、暁斎がカエル好きだったというエピソードについてご紹介します。
そもそも暁斎が
秋を感じる歌川広重の浮世絵を集めてみた
夏の暑さも過ぎ去り、秋の涼しさを感じるような季節となりました。今回は歌川広重の浮世絵から、紅葉や月、秋草といった秋のモチーフを描いた浮世絵5点をご紹介します。
①歌川広重「冨士三十六景 甲斐大月の原」
場所は現在の山梨県大月市。辺り一面は野原のようなですが、秋の七草に数えられる草花が生えています。
オバナ(ススキ)。
オミナエシ。
ナデシコとキキョウ。色とりどりに咲く秋の七草ですが、人の