太田記念美術館

東京・原宿にある浮世絵専門の私立美術館です。1980年開館。コレクションは約1万5000点。浮世絵の楽しさを皆さまにお届けします。表記がない画像は太田記念美術館の所蔵。公式サイトは http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

太田記念美術館

東京・原宿にある浮世絵専門の私立美術館です。1980年開館。コレクションは約1万5000点。浮世絵の楽しさを皆さまにお届けします。表記がない画像は太田記念美術館の所蔵。公式サイトは http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

マガジン

  • グルメ 記事まとめ

    7本

    浮世絵に描かれた食文化の記事をまとめてみました。

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    29本

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    29本

    歌川広重が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。

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    16本

    月岡芳年が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。

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グルメ 記事まとめ

浮世絵に描かれた食文化の記事をまとめてみました。

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【オンライン展覧会】江戸メシ

太田記念美術館の「江戸メシ」展(2025年1月5日~1月26日開催)のオンライン展覧会です。 画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,000円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に「江戸メシ」展をご鑑賞ください。 展示作品リストはこちら→http

¥1,000

なぜダルマはそばをすするのか?―歌川国芳「木曽街道六十九次之内 守山 達磨大師」

橙色の袈裟を着たひげ面の男性が、もりそばを食べている。この人物の正体は、達磨大師。インドから中国へ渡り、禅宗を伝えた僧侶である。壁に向かって9年間も座禅を組み、悟りを開いたという「面壁(めんぺき)九年」の逸話で有名だ。 国芳の門人である月岡芳年は「月百姿 破窓月」で、達磨がぼろぼろになった壁の中で座禅する姿を描いている。 達磨は、江戸時代の庶民たちには馴染みのあるキャラクターで、浮世絵では、遊郭の花魁と一緒にいる姿がしばしば描かれている。こちらは勝川春章の肉筆画「達磨

おいしいの視線の先は?―月岡芳年「風俗三十二相 むまさう 嘉永年間女郎之風俗」

満月の輝く夜、建物2階の縁側で女性がにこやかな表情をしている。右手に持つ串の先に刺さっているのは、天ぷらだ。しっぽがあるので魚であろう。メゴチかキスだろうか。 染付の大皿に天ぷらが盛られ、縦じま模様のそばちょこには、天つゆがなみなみと注がれている。 江戸時代の庶民たちに人気のグルメといえば、そば、すし、うなぎ、そして、天ぷらである。江戸の町でいう天ぷらとは、魚介類にうどん粉をまぶして、ごま油で揚げたもの。アナゴや芝エビ、コハダや貝柱などが好まれた。 天ぷらは油を使う

江戸時代のスイカはどのようにカットしていたのかというお話

2020年8月18日、Twitterでこんなツイートをしたところ、太田記念美術館が2012年にTwitterを初めて以来、一番多い「いいね」の数(この記事の執筆時点で3万3127人)を獲得しました。 このツイートを書いたきっかけは、たまたま「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)で「スイカの世界」を特集していた際(2020.8.18)、最近のスイカはカットした状態で販売されていることが多いという情報を知ったからです。 マツコ・デラックスさんとほぼ同年齢の筆者としては、カッ

オンライン展覧会

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【オンライン展覧会】江戸メシ

太田記念美術館の「江戸メシ」展(2025年1月5日~1月26日開催)のオンライン展覧会です。 画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,000円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に「江戸メシ」展をご鑑賞ください。 展示作品リストはこちら→http

¥1,000

【オンライン展覧会】広重ブルー

太田記念美術館にて、2024年10月5日~12月8日開催の「広重ブルー」展のオンライン展覧会です。 前後期でご紹介する全134点を掲載しています。note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に

¥1,800

【オンライン展覧会】浮世絵お化け屋敷

太田記念美術館にて、2024年8月3日~9月29日に開催された「浮世絵お化け屋敷」展のオンライン展覧会です。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は2,200円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に「浮世絵お化け屋敷」展をご鑑賞いただ

¥2,200

【オンライン展覧会】月岡芳年 月百姿

太田記念美術館にて、2024年4月3日~5月26日開催の「月岡芳年 月百姿」展のオンライン展覧会です。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に「月岡芳年 月百姿」展をご鑑賞いただけます

¥1,800

歌川広重 記事まとめ

歌川広重が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。

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【オンライン展覧会】広重ブルー

太田記念美術館にて、2024年10月5日~12月8日開催の「広重ブルー」展のオンライン展覧会です。 前後期でご紹介する全134点を掲載しています。note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に

¥1,800

オンライン展覧会〈歌川広重 山と海を旅する〉

太田記念美術館にて、2023年8月1日~8月27日まで開催の展覧会「歌川広重 山と海を旅する」展のオンライン展覧会です。全80点の画像および、参考画像、作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館ではなかなかよく見えない細部まで拡大してお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は800円。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。

¥800

〈#今日の推しおじ〉最終人気投票!!

概要・投票のやりかた 太田記念美術館で3/26まで開催中の展覧会「広重おじさん図譜」。昨年の12月から、広重の描いた味わい深いおじさんたちを「#今日の推しおじ」というタグで紹介してきました。展覧会閉幕に向けて、おじさんたちの人気投票を行いたいと思います。 下記に、「#今日の推しおじ」で紹介されたおじさんたちが「いいね」の数順に並んでいます。お気に入りのおじさんがいましたら、各ツイートで「いいね」ボタンを押してください。複数のおじさんに「いいね」していただいてかまいません。

【オンライン展覧会】広重おじさん図譜

太田記念美術館にて、2023年2月3日~3月26日(前期:2/3~2/26、後期:3/3~3/26)まで開催しておりました「広重おじさん図譜」展のオンライン展覧会です。前期・後期合わせて全146点の画像および作品解説を掲載しています。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館ではなかなかよく見えない細部まで拡大してお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1500円。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入く

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月岡芳年 記事まとめ

月岡芳年が描いた浮世絵が登場する記事をまとめました。

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【オンライン展覧会】月岡芳年 月百姿

太田記念美術館にて、2024年4月3日~5月26日開催の「月岡芳年 月百姿」展のオンライン展覧会です。 note上では、画像をクリックすると、より大きなサイズでご覧いただけますので、美術館で実物をご覧いただくような感覚でお楽しみいただけます。 オンライン展覧会の入館料は1,800円です。無料公開の下にある「記事を購入する」をクリックしてご購入ください。一度記事をご購入されると無期限でご覧いただけます。いつでも、どこでも、お好きな時に「月岡芳年 月百姿」展をご鑑賞いただけます

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月岡芳年の猫がカワイイという話

猫の絵をたくさん描いている浮世絵師といえば、歌川国芳が有名でしょう。猫が大好きで、たくさんの猫を飼っているだけでなく、仕事をしている最中でも懐に猫を入れていたといいます。 こちらは幼い頃に国芳に入門していた河鍋暁斎が、当時のことを思い出して描いた『暁斎画談』の1図です。右側にいる絵筆を持った人物が国芳。机の周りに猫が何匹もいるだけでなく、懐の中や机の上にもいた様子がよく分かります。 さて、猫好きの歌川国芳の門人であったのが月岡芳年です。芳年と言えば、残酷な血みどろ絵の印象

猫が大好き過ぎる花魁・薄雲のお話

2020年8月17日、太田記念美術館のツイッターにて、月岡芳年の「古今比売鑑 薄雲」を「猫が大好き過ぎる花魁」と紹介したところ、予想を上回るリツイートやいいねがありました。 アクセサリーである簪の飾りが猫に。 着物の柄も猫。 着物の紋も猫。 Twitterでは「仕事の最中でも可愛がるので、妓楼の主人が見かねて猫を遠ざけると、病気になって寝込んでしまうほど。」と紹介しましたが、この薄雲という花魁、元禄時代に実在しました。薄雲と猫にまつわるエピソードも『近世江都著聞集』や

髭切と膝丸という刀剣が登場する浮世絵のお話

日本刀の「髭切」と「膝丸」。ゲーム「刀剣乱舞」でも人気キャラクターとなっていますが、その姿は浮世絵の中にも描かれていますので、ご紹介したいと思います。 ※今回紹介する作品は、現在、太田記念美術館では展示しておりません。 髭切(ひげきり)まずは、「髭切」。『平家物語』剣巻によれば、平安時代、源満仲が刀鍛冶に作らせた2本の刀が、髭切と膝丸でした。そのため、ゲーム「刀剣乱舞」の中では、兄弟という設定になっています。 髭切は、罪人の首を斬った際、髭もそのまま一緒に斬れたことから

蔦屋重三郎 記事まとめ

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蔦屋重三郎の1号店が吉原遊郭のすぐそばにオープンしたという話

版元・蔦屋重三郎のお店があった場所といえば、通油町、現在の東京都中央区日本橋大伝馬町が有名です。 葛飾北斎が描いたのも通油町の店舗ですし、 現在、蔦屋重三郎「耕書堂」跡という看板が立っているのもかつての通油町です。 しかしながら、蔦屋重三郎が通油町に店舗を構えたのが天明3年(1783)、数え33歳の時でした。蔦屋の版元としての活躍は安永3年(1774)、24歳の時から確認できますので、約10年間、蔦屋重三郎は別の場所でお店を開いていました。 蔦屋重三郎が1号店を構えた

蔦屋重三郎が作った浮世絵を簡単に見極める方法

2025年のNHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公となった蔦屋重三郎(1750~1797)。蔦屋重三郎って誰?、何をした人なの?と疑問に思っている方も多いかと思いますが、一言でいえば「出版社の社長」。歌麿や写楽といった浮世絵を出版したプロデューサーです。 蔦屋重三郎については、これから追々紹介していく予定ですが、今回は蔦屋重三郎が出版した浮世絵を見極める簡単なテクニックをご紹介しましょう。 浮世絵版画には、絵の中にいろいろな文字やマークが記されています。

葛飾北斎が蔦屋重三郎のお店を紹介します

2025年のNHK大河ドラマの主人公となった蔦屋重三郎。蔦屋重三郎は何をした人かと言えば、その職業は「版元」。小説や浮世絵版画の企画を立案したり、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった浮世絵師たちをプロデュースしたり、彫師や摺師を指揮して出版物を制作したりと、その業務はさまざまです。 しかし、版元の仕事はこれだけではありません。自らが出版した書籍や浮世絵も販売していました。販売は小売店となる本屋が行なっている現代と比べると、大きな違いです。 では、蔦屋重三郎のお店はどのような感じ